KOUMECINEMA

いちにちいっぽんシネフィルへの道

「まずはじめにブルーがいる」初めて柴田元幸さん訳P.オースターの小説を買った。書き出しから面白く、ついメモ帳アプリで模写をした。

柴田さんとの出会いはオザケン村上春樹さんだった。それとは別にMONKEYを見ていたので、知識がつながったときの感動は格別だった。今でも印象に残っている。

3人に共通するのは、ことばのアウトプットとアメリカ文学。今思えば、彼らのもつ文体に、同じ時期に出会ったのは何かの縁だったのだと思う。

 

最近よく考えるのは、知的好奇心とはどこにあり、どこのはけ口に出していけばよいのだろうか。ということ。大学に行きたいと仕事を燻っているのは、時間の浪費なのか将来への投資なのかということ。この迷いが出てきたのは「思考の整理学」を読み始めたからでもある。

文章の才能を磨きたい、世界中の本を読めるようになりたい、あわよくば勉学で評価されたい。動機はこれだけで十分であるはずなのに、肝心のところでひよってしまう。お金のことだったり、仕事のことだったり、原稿のことであったり。こうして雑記を重ねていくことに、果たしてどれほどの意味を持っているのだろう。